2011年11月28日月曜日

なぜサイレント・ウォークなのか

発起人・おぎのです。

以下、なぜサイレント・ウォークなのか、ということを少し説明させていただきます。


最近、よく「関心が薄れた。」「みんな忘れかけている。」という声をよく聞きます。
ただ、私の感覚にすぎないのですが、そういうことではないのではないかなあ、と思います。
なにかしたい。でも、それをどこにどう持っていったらいいのかわからない。どうしたらいいのかわからない。参加のチャンネルがない。そういう人も、もしかしたら多いのではないでしょうか。

たしかに、現地にボランティアにいったり募金をしたり、あるいはデモに参加してみたり、など、行動しようと思えばいくらでも行動できるはず、という声もあると思います。 しかし、それぞれの生活の中で、それができない場合もあると思うのです。それは必ずしも「忘れてしまった」「関心が無くなった」ことではないはずで、もしかしたら、それぞれの心の奥底に、ずっと思ってきたこと、ひっかかっていたことがあるのかもしれません。こぶしを振り上げて叫ばないからといって、「それ」が存在しないわけではないと思います。

そういった、かたちにならないそれぞれの思いを、言語的な表現ではなくみんなと共有する機会を、ずっとつくりたいと思っていました。政治的な主張が強いデモなどには、一般の人は、やはり参加しづらいのです。結果として、そういった人たちの参加機会がなくなってしまっています。すると、それが一見、無関心に見えたりすることもあるのかもしれません。でも、そういうことではないと思うのです。

12月11日は、2011年最後の11日です。この困難な時代に生きている私たちみんながこれから協力し合ってよりよい未来を築いていく決意を新たにするために、まず、被災によって亡くなった多くの方を改めて悼み、それぞれにとっての3.11を忘れない決意を新たにして連帯したいと思います。

みなさまのご参加をお待ちしております。

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